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日本人の死因は時代とともに変わってきました。現在1位のがんによる死亡は人口10万人対226人。年間43万人ががんと診断され、毎年30万人もの人ががんにより亡くなっています。
戦後の昭和20年代までは不治の病とされていた結核が、そして昭和30〜40年代は脳卒中による死亡がダントツ1位でした。がんも以前は不治の病といわれていましたが、治療法のめざましい進歩により、治らない病気から治る病気へと変わってきました。とはいえ、「がん」であることを医師から告げられて平然としていられる人はいないと思います。
現在ではがん告知が一般的になり、医師の間でも告知するのが基本という考え方が大勢をしめています。そこで大切になるのはインフォームド・コンセントとセカンドオピニオンという考え方です。
インフォームド・コンセントとは「説明と同意」と訳され、医師が患者に対して病状や病気の治療法や予後などを説明し、患者またはその家族の同意を得ることをいいます。特に治療にいくつかの選択肢がある場合には医師は患者にそれを説明する必要があります。
また、診断や治療法について他の医師の意見を求めることをセカンドオピニオンといい、専門医の間では常識になっています。
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もし「がん」を
告知されたら |
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