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 インフォームド・コンセントとは「説明と同意」と訳され、医師が患者に対して病状や病気の治療法や予後などを説明し、患者またはその家族の同意を得ることをいいます。最近では「納得して治療を受けることをインフォームド・コンセントという」と説明される場合もあります。
 日本にインフォームド・コンセントの概念が紹介されたのは1980年代で、その中で「がん告知」の問題が議論されるようになりました。わが国では患者に真実が伝わらないという状況がつい最近までありました。平成6年度に厚生省が行った調査では「本人ががんであることを告げられて知っていた」のは約20%であったということです。
 当初は「がんであることを本人に告知するのか、しないのか」が議論されていましたが、最近では本人への告知を積極的にしていこうと考える医師が増え、「告知をどのように行うか」が議論されてきています。
 インフォームド・コンセントに対する関心が高まってきた背景としては、患者の知る権利が日本でも定着してきたこと、がんの治療法が進歩して必ずしも不治の病ではなくなってきたこと、各地にがんセンターなどのがん治療の施設ができたこと、治療にいくつかの選択肢がある場合には患者にそれを説明する必要があることなどが挙げられます。

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